東京ゲームショウ(TGS)は1996年に初めて開催され、今年で29周年を迎える、世界でも有数の規模を誇るゲームイベントです。
欧州のgamescom、アジアのTGSが2大ゲームイベントと言われております。
TGSでは主にアジア圏のゲーム会社が目立っており、日本の大手ゲーム企業(ソニー、セガ、カプコンなど)や新進気鋭の中国、韓国、東南アジアの企業がしのぎを削って新作タイトルの宣伝を行います。
開催期間は9月25日~28日の4日間!
25日~26日が関係者や招待客のみのビジネスデー、27日~28日が一般公開日となっております。
今回、幸いにもビジネスデーに招待されましたので、TGSの様子を写真とともにお届けします!
ゲームショウを楽しく回るためのコツ

こういったイベントに参加したことがない方も多いと思いますので、楽しく回るためのコツをお伝えします!
必須の持ち物

飲み物と軽食は必ず持っていきましょう。
近隣にコンビニはありますし、会場内にはキッチンカーなども出ていますが、
開催期間中は長蛇の列でなかなか買えません。
あらかじめパンやおにぎりを用意して挑むのが安心です。
飲み物はペットボトルであれば持ち込み可能です。スーパーなどで事前に購入しておきましょう。
あると便利なもの

アウトドア用の小さな折りたたみ椅子があると便利です。
休憩スペースも用意されていますが、大混雑しているため、
ホール間の空いたスペースで休憩するのがおすすめです。
折りたたみ椅子があれば、休憩時にゆっくり座れますし、
入場待機列など長時間動かない列でも楽に並ぶことができます。
また、食事時にはブルーシートもおすすめです。
お子様を座らせて落ち着いて食事ができます。
並ぶのは当たり前、試遊が出来ればラッキーと考える

どのブースも大人気で、必ず行列ができます。
試遊列に並べるだけでもまだ良い方で、開始から30分で整理券配布や受付が終了してしまうブースも少なくありません。
ディズニーランドやUSJと同じ心構えで挑みましょう!
小学生や体の小さなお子様にはおすすめしない

会場内は大混雑しているため、小学生や体の小さなお子様にはおすすめできません。
はぐれると迷子になるリスクが高く、人気ブース周辺では身動きが取れないほどの混雑になるため大変危険です。
出展タイトルも中高生~大人向けが中心なので、Nintendo Switchが好きなお子様は「Nintendo Live」の方がより楽しめるでしょう。
参加する際は、はぐれたときの連絡手段や待ち合わせ場所を事前に決めておくなど、しっかりと対策をしておきましょう。
一般展示レポート
一般展示ブースでは、アジアを中心としたゲーム会社が出展していました。
会場を回っていて特に印象的だったのは、中国企業ブースの豪華絢爛さです。
配布されているノベルティやコスプレイヤーさんの衣装などからも、相当な資金を投入していることが伝わってきます……!


一方で、日本企業も負けているわけではありません。
どのブースも試遊台数を多く用意しており、装飾も非常に派手で見応えがありました。


また、ビジネスデーとはいえ人気ブース周辺は人混みがすさまじく、近くを通るだけでもかなり大変でした……
入場口近くには、大学や専門学校の出展エリアがありました。
学生や研究室の先生方が制作したゲームが展示されており、実際に試遊することもできました。
学生が作ったとは思えないほどクオリティの高い作品が多く、驚かされました!




ハードウェアコーナーレポート
ゲームだけでなく、キーボードやマウスといったハードウェアも展示されていました。
巨大キーボードや日本未発売のデバイスなど、普段はなかなかお目にかかれない製品も見ることができました!



ビジネスデーのみの展示コーナーレポート
ビジネスデー限定ではありますが、ゲーム開発を支える企業も数多く出展していました。
業界に興味のある大学生の方は、ブースで話を聞いてみると大いに勉強になると思います。



物販コーナー
TGSは展示だけでなく、物販コーナーもあります。
先行販売のゲーム・アニメグッズや限定アイテムなどが並んでいました。
人気の商品は午後になると売り切れてしまっていたので、どうしても欲しいグッズがある場合は午前中に行くのがおすすめです!

ハック卒業生インタビュー
インディーゲームコーナーには、ハックの卒業生である山口登さんが出展していました。
お忙しい中、いくつか質問に答えていただきました!


現在は大学生ですが、ハックで学んだことは活かせていますか?
ハック時代に柴原先生から教えていただいたMinecraftのMOD開発は、とても良い経験だったと思います。
自分で調べながら開発を進めるノウハウを蓄えることができました。
今はお一人で開発されていますが、チームとして一緒に作りたい人はどんな方ですか?
一人で開発していると、モデラーが欲しいと感じます。
『マグロの惑星』では「手足が生えたマグロ」のようにユニークなデザインの敵キャラが登場します。
一緒に開発する際には、作品の意図を理解してモデルに落とし込める力や、円滑にやり取りできるコミュニケーション能力も必要だと思います。
今後はどのような活動をされますか?
現在は就職活動中で、ゲーム業界を目指して頑張っています。
インディーゲームの勢いも大きいので、今後も個人開発を続け、クリエイターとして認知されるよう努力していきたいです。
山口登さん、ありがとうございました!
これまでに制作したゲームが公開されているポートフォリオサイトには、こちらからアクセスできます。

以上、TGSレポートでした!
ハックでは中級Ⅱまで進むと、Unityなど本格的なゲームエンジンを使ったレッスンも始まります。
みなさんが将来TGSに出展できるようなクリエイターになれるよう、先生たちも全力で応援してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします!!
記事作成・写真撮影:姫路校 大坪













