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HACK to 8x9

長澤光希氏をハック!〈後編〉 |六甲道から世界的SaaS企業に海外勤務!

今回は特別ゲストとして、六甲道校のご近所にお住まいの、一風変わった働き方をされている長澤さんをご招待し。当校取締役代表の森田がインタビュー形式でお届けします。

勉強と思わなくていいのがプログラミング

勉強と思わなくていいのが
プログラミング

ハックの代表を務める森田です!前回は現在のお仕事や海外企業での働き方をお聞きしました。
今回は長澤さんご自身のことを聞いていきたいと思います!

今現在、場所や時間に縛られない働き方ができているのはプログラミングをお仕事にされているからこそだと思いますが、プログラミングはいつ頃からはじめたんですか?

はじめたきっかけは大学生の時に知人がiPhoneで動く自作アプリを作っていて、僕もそれを見てiPhoneアプリを作ってみたことですね。

いざアプリを作ってみると、今までの経験にはないタイプの面白さを感じたのを覚えています。

その後すぐにアプリ開発ができるインターン企業が見つかり、業務をこなしていくうちにプログラミングを仕事にするエンジニアになりたいなぁと思った感じですね。

実際エンジニアのお仕事をやってみて思うことはありますか?

私はスマホアプリ開発から入りましたが、単にエンジニアといっても分野自体が幅広いしですし、新しい技術が絶えず出てくる感はありますね。

あと作れば作るほど自分の知識やできることが増えていく実感が得られる事が、やっていて面白いなと思いますね。

新しいことを学び続けるのが好きな人には、エンジニアは向いてますよね。

そうですね。一方で継続的に学び続けないといけなかったり、新しい技術をキャッチアップしていかないといけないので、立ち止まることがなかなかできない職業にも思えますね。

学生時代だけ勉強して、社会人になったら勉強したくないって考えてる人には向いてないかもしれないですね。

ごめんなさい…難しく聞こえてしまったかもしれないので補足すると、前提となる学びのハードルみたいなものは意識しなくて良い職業かもしれません(笑)。

神経を削ってアンテナを立てるというよりは、業務の中で自然に新しい技術や分野への挑戦がゴロゴロ出てくるので、触れる業務に応じて学んでいくって感じで全然やっていけます。

僕もサーバーエンジニアやってたのでわかります(笑)。
業務を進めながら新しいことが出てきたら学ぶ、気になったことがあれば学ぶって感じで自然と身に付けていくことが多いですね。

長澤さん自身はプログラミングをやっていて楽しいって思いますか?

クリエイティブの楽しさって人によって違うと思うんですけど、僕は作る過程や、リリース後に使ってくれるユーザーの反応が見れるのが楽しいって感じますね。

なので仕事だけじゃなくプライベートでもアプリをリリースしています(笑)。

おー!公私問わずプログラミングされてるんですね!

とにかく触れて好きをみつけた

大学生からプログラミングをはじめてすんなり物にできてるのって凄いと思うんですよね。やっぱり小学校、中学校の頃から勉強は得意だったりしたんでしょうか?

小学校の頃はテストでいい点が取れることが多かったんで勉強好きでしたね(笑)。
でも中学校になるとちょっとずつ難しくなるから苦手な科目もありましたね…。

好きな科目、苦手な科目ってなんだったんですか?

数学は好きでしたね。国語はあんまり好きじゃなかったかもしれません。

ただ勉強以上にずっとサッカーに打ち込んでいたので一番はサッカーだったかもしれません。
地元のクラブチームにも所属していてプロのサッカー選手を目指してました(笑)

ええ!めちゃくちゃスポーツ少年だったんですね!

ですね。
でも上を見て行くにつれ、サッカー選手になるのは難しいなと痛感してしまって勉強に切り替えました。

周りより勉強に力を入れる期間が遅れてしまった分、ひたすら勉強に集中できるように友達が誰も行ってなさそうな塾を選んで、そこで偏差値低いところから徐々に志望校を高めていった感じです。

最初から勉強できたわけじゃなくて途中からストイックに受験勉強されたんですね。

やればなんとかなるって経験を重ねることができたので、ちょっとずつ勉強も好きになりました。ここの成功体験は今でも記憶に残ってますね。

ちなみにご両親は教育についてどういうスタンスだったんでしょうか?

そうですね。両親は教育熱心な方ではなく、どちらかと言うと私の自主性を優先してくれていました。「勉強しなさい」って言われたことは一度もなくて、自分で勉強が必要と思った時はサポートしてくれる感じでした。

おお、共感できます!実は僕もそうでした。
僕の場合水泳を真剣にさせてもらったんですが、同じようにプロを目指すの無理だと思ってから猛勉強したタイプです。

同じですね(笑)。
今思うと気が済むまで好きなものに打ち込ませてもらえたからこそ、自分でスイッチを切り替えて行動できた気がします。

「子供が自分でスイッチを切り替える」って子育てにおいては重要なポイントですよね。両親って子供のスイッチを押せないじゃないですか?どういうきっかけを与えていくとそのスイッチを押してもらえるんだろうって…。

難しいですよね。私も子を持つ父なので親目線で考えるなら子供には色んな選択肢を与えてあげたいなって思います。

決めるのは結局子供なので。
「機会」「キャリア」「仕事」とにかくたくさん見せてあげてどれかが将来に繋がればいいなって。

それこそプログラミングだったらまずは自宅でいいからプログラムに触れる機会を作ってあげる。好きで興味を示すかは本人次第なので、ほんとに続くならそれこそハックさんに通わせるとかですね(笑)

ありがとうございます(笑)。

職業や職能を知るって意味ではプログラミング教育と一緒で2020年から小学校でキャリア教育も始まってますよね。子供の「好き」を掘り下げて職業観や将来を描いてもらって、目的を持って学ぶ姿勢を育むのってめちゃくちゃ共感できます。

エンジニアが見ても納得できるのがハック⁉︎

長澤さんは何度かハックを見に来てくださってますけど、ハックにはどんな印象をお持ちですか?

本当に最初の印象で言うなら、森田さんとお会いする前から六甲道に住んでますので京都銀行さんの横にある看板を見たのが最初ですね(笑)。

その時はエンジニア視点で、プログラミングをどう教育に落とし込んでるんだろうってなんとなく疑問に思ったぐらいですね。その後、カリキュラムとか実際のレッスンも見学させていただいて凄い拘ってるのが分かって感心しました。

エンジニア中心に教えてるのも珍しいですし、プログラミングを楽しく伝えるためにMinecraft®︎を独自教材にしたり、マニアックなところで言うとVSCodeと同じエディタエンジンをフォークして取り入れてたり妥協がないですよね。

教材もゲーミフィケーションを意識されていて、これなら子供たちも楽しんで学べそうだなってのがエンジニア視点で想像できました。

褒めてくださりありがとうございます(笑)。
実際、僕自身も子供の頃にハックみたいな習い事があったら違う興味が喚起されていたかもって本気で思いますね。

手前味噌ですが中級Ⅱコースみたいに「アプリやサービスを世の中にリリースする」ことを目的にして、現役エンジニアから知識・技能・ノウハウを学ぶコースってなかなかないと思うんですよ。

強めの言い方をすると、世の中には塾の先生が「お!ブロック組み合わせたら上手く動いたね!やったね!」とかあるいは、動画教材をひたすら見せて自学させるみたいなスクールが多かったり。本当に極めたいと思ってるお子様に伴走してあげるにはエンジニア講師は必須だと思うんですよね。

アプリをリリースするまでの過程で学べることって本当に多いので、将来の仕事にもきっと有利に働く部分があると思いますね。

知識や技術もそうですけどプログラミングは不具合やエラーを潰していく作業でもあるので、問題解決力みたいなものも実務に直結しますよね。

就職は別かもしれませんが、実務ではアプリやサービスをリリースしてやっと土台に立てるって感じでしょうね。

確かにトラブルシューティング含め、設計、実装、フィードバックの流れを経験してるとしてないじゃ全然違いますもんね。

余白作りができる余裕を持って欲しい

長澤さん自身いろいろな勉強を続けてこられた中で、今の子供たちに向けておすすめの勉強法はありますか?

どの分野にも言えますが前に進むだけじゃなくて寄り道とか深掘りも大事かなって思いますね。

想定してない道にも新しい学びはたくさんあって、そこからまた新しいトピックが出てきたりもするのでいろんなところに点を作っておくと、後から長い線になることがあるなぁと。

おお!まさしくキュリオシティ・ドリブンって考え方ですね!
最短距離を意識せずに好奇心の赴くままに自由に進んだ方が創造的な発想を得られるってやつですね。

インターネットが普及してから最短で真っ直ぐ進む道が目立つようになってしまったので、寄り道や深掘りって勇気がいりますよね。正解がすぐ手に入る世の中だからこそあえて余白を作りにいく行為がチャレンジングと呼べるのかもしれません。

めちゃくちゃ共感できます。多様性の時代だからこそ何が入口で仕事に繋がるかわからないですよね。

今の子供たちって人類史でこれまでにないぐらい激動の中で将来の道を探ってると思うんです。

AIの進化が加速度的に進んでいく中でAIロボットや3Dプリンタの台頭による製造業・建設業の変化、はたまたあと10年もしたら人間を凌駕するAGI が出てくると言われていますし、これまでにないぐらいの社会変革がけっこうな確率で起こると言われてますよね。

英語さえできたら日本人は世界で通用する

そういう中でこれだけは身につけておいた方がいいみたいなものはあったりしますか?

個人的には英語かなと思ってます。
英語が話せるとグローバルに活躍できる場が増えるので、単純に勝負できるエリアが増えるのが良いですね。

エンジニアとして働くんだったら英語があればアメリカでも勝負できるから仕事を探すのも面白いと思うんですよね。

英語は重要ですよね。
日本でも新しい学習指導要領で英語は4技能が求められるように変わってきていますし。

「読む」「書く」よりとにかくスピーキングが大事だって感じますね。自分の伝えたいことをその場で伝えられないのはコミュニケーションに大きな影響を与えるなって実感しました(笑)。

日本、海外問わず結局のところ何が大事ってコミュニケーション能力かもしれませんね。極論、人間関係さえ上手く形成できれば物事はだいたい上手くいきますし(笑)。

そういう意味で言うと日本人は良くも悪くも義務教育の中で生活指導を受けたり、集団行動と連帯責任によって同調性を学ぶじゃないですか?

組織の中で上手くやっていく能力って日本人は意外と高いんじゃないかなとか。英語も含めて日本の教育って海外で通用してるって感じますか?

通用してると思いますよ。
基礎がしっかりしてますし、読解とかも日本人はできる人が多いと思います

足りないのは機会だけですね。英語を日常で使うことがなさ過ぎるので抵抗を感じたり忘れていってしまうのが勿体無いなぁと。

そこは残念ですよね。日本は母国語しか使わなくても生活に困らないですしね。

ズバリ長澤さんから見て日本のエンジニアは海外で活躍できるって思いますか?

僕自身は全然通用すると思っていますね。
技術面で言うと国内でも凄い方はいますし、逆に海外の方でそんな凄くない人もいます(笑)。

何度も繰り返しになっちゃうんですけど、活躍できるか否かは結局英語なんですよね。日本人は全員当たり前に英語を話せるわけではないので…。

ほんと英語さえクリアできたら、それこそ日本に住みながら海外企業にリモートワークで勤務もできちゃいます。

六甲道から海外企業に勤務している長澤さんが言うと説得力ありますね(笑)。
なんでしょうね、これほど現代を象徴した働き方って少ないと思うんですよね。

世界的に新型コロナの影響でリモートワークがスタンダードになった印象は受けますね。
一昔前なら海外移住だったと思います。

インターネットを駆使して自宅から海外で働くって、10年前では考えられないスタイルですよね。

10年単位で想像もしていない働き方が当たり前に出てくる中で、僕らも乗り遅れないようについていこうと思います。

今回貴重なお話をいろいろ聞かせていただきありがとうございました!

こちらこそ自分を振り返ることができたので良い時間になりました。
ありがとうございました。

2回に渡ってお届けしてきた長澤光希さんのロングインタビュー。
海外勤務で問われる資質や、エンジニアだからこそできる働き方をすごく分かりやすくお話しいただきました!

( 取材:森田 / 執筆・撮影:岩崎 / デザイン:森本 )

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